歯科助手の資格って意味ないの?
歯科助手は資格がなくても働ける仕事。
そのため、「歯科助手の資格は意味ない!」と言われてしまうことも。
とはいえ、歯科助手として働いてきた私は、歯科助手の資格を持っているメリットも多く感じてきました。
この記事では、歯科助手の資格が意味がないと言われる3つの理由と資格を持っているメリットを合わせて紹介します。
「歯科助手の資格は意味がない!」と言われる3つの理由
歯科助手の資格は持っていても意味がない!と言われている理由は主にこの3つ
- 資格がなくても働ける仕事だから
- 国家資格ではないから
- 採用面接では経験の有無が重要視される
何個かある歯科助手の資格は、どれも歯科医師会や民間団体が認定している資格。
国家資格ではないため、講座を受講したり実習を受けて、比較的簡単に取得することができます。
そもそも歯科助手の仕事自体、資格が無くても働くことができる仕事。
よって採用面接では、資格の有無よりも歯科助手としての職務経験を重視されることが多いです。
とはいえ、資格を持っているということは、歯科に関する専門知識を持っている証拠。
歯科助手未経験で採用面接を受ける場合には、資格を持っていることで優遇されることも。
必ずしも「資格は意味がない!」というわけではありません。
元歯科助手が思う、歯科助手資格を持つメリット
元歯科助手としては資格を持っているメリットはあると感じてます。
たとえば、この2つ
- 歯科の専門知識を得ている証拠になる
- 歯科助手未経験の場合は採用面接では有利になる
歯科助手は専門用語の知識やスキルを必要とする仕事。
未経験で働き始めると、まず専門用語を覚えることから始まります。覚えることが多く挫折して辞めてしまう人も多くいるほど、覚えることが多いのも歯科助手の特徴。
それゆえ、資格を持っているだけで「専門知識や専門用語を知っている」と認識されて、採用面接では有利になることも。
専門用語や治療の流れを教える手間が省けるので、即戦力になりやすいんです。
採用担当者(院長)に「資格を持っているから、歯科の知識を得ているんだな!」と思ってもらうことができれば、採用につながりやすくなります。
そもそも歯科助手資格ってどんなもの?
歯科助手に国家資格はなく、歯科医師会や民間団体が認定している資格がいくつかあります。
たとえば…
- 乙種第一歯科助手資格
- 乙種第二歯科助手資格
- 甲種歯科助手資格
- 医療事務管理士(歯科)
- 歯科助手専門員
- 歯科助手検定試験
- 歯科医療事務検定
これらの資格は検定試験や専門学校での実習などを経て取得できるため、「スキルアップをしたい!」「今後歯科助手の仕事をやりたい!」という方は、取得しておくと就職に有利になる場合も。
乙種第一、乙種第二歯科助手資格と甲種歯科助手資格は歯科医師会認定!
いくつかある歯科助手の資格のなかでも、益社団法人日本歯科医師会が認定している資格がこの3つ
- 乙種第一歯科助手資格
- 乙種第二歯科助手資格
- 甲種歯科助手資格
歯科医師会が認定しているこの3つのどれかを保持していると、歯科助手として就職には特に有利なりそうです。
3つの資格の違いは、受講内容や実習の有無などで区分けされています。
甲種
・甲種歯科助手訓練基準による訓練を修了した者(420時間以上)
・乙種第一歯科助手の資格を有し、3年以上の業務経験を有する者であって、補充研修訓練基準にとよる訓練を修了した者乙種第一
主として診療室内の仕事に従事する者(52時間以上)乙種第二
主として事務的な仕事に従事する者(40時間)
乙種第一歯科助手資格と乙種第二歯科助手資格は、各都道府県の歯科医師会が開く講習会を受講して資格を取得することができます。(歯科医師会が認定する関連施設の場合もあり)
甲種歯科助手資格に関しては、120時間の実習が必要になるため、日本歯科医師会が学習内容を認定した専門学校で取得する人が多いです。定められた課程を修了すれば、自動的に甲種歯科助手資格を取得できます。
資格を持って損はない!
必要なスキルと知識
歯科助手の資格は意味がない!?まとめ