歯科助手って何歳まで働ける仕事?定年まで働ける?
歯科助手の仕事は、年齢関係なく続けることができます。資格不要で働けて、経験やスキルが高く評価される傾向も。
求人票には資格が不要、未経験OK!年齢不問!と記載されていることも多く、応募のハードルが低いことから、歯科助手を希望する方も多くいます。
その反面、若い女性が多く働いてるイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
30~40代で歯科助手に応募する方は、「何歳まで働けるんだろう…」と不安になりますよね。
40 歳だと「あと 20 数年か……。仕事や住む場所を変えることもまだできる。どうする!? 私!?」と迷うこともできる。それゆえ「壁」を見て見ぬフリをせず、受け止めて惑う人が多くいるのではないでしょうか。「まだ、これからの道を選び直すことができるかも」という期待と、「選んで失敗すると積み上げてきたものが消えてしまうのでは」という不安が入り交じる分岐点。(引用元:
まさに歯科助手も、年齢問わず資格不要で働けるメリットの反面、将来性が不確定な仕事。「いつまでこの仕事できるんだろう…」と不安になっている先輩を何人も見ました。
ということで、3つの歯科医院で歯科助手として働いた私の経験をもとに、歯科助手が何歳まで働けるのか?定年まで歯科助手として働けるパターンを考察してみます!
合わせて読みたい>>【現役歯科助手が考察】40代から歯科助手を始めるってアリ?大事なこと4選!
歯科助手の仕事に年齢制限はない
歯科助手の仕事内容に年齢は関係ありません。
ただ、一日立っている仕事なので、ある程度の体力が必要です。
私が勤務していた歯科医院では、「立っているのがしんどくて…」「足を痛めて…」という理由で退職をされた歯科助手さんも居ました。年齢を重ねてくると体力が衰えて、立ち仕事がキツくなる場合もあるようです。
実際に私も、夕方になると足が苦しくなってしまうこともありました。
とはいえ、仕事内容は年齢関係なくできる業務。とくに歯科助手として長年勤めた経験やスキルがある経験豊富な歯科助手さんは重宝されます♪
現実的に定年まで働ける可能性は低い3つの理由
仕事内容に年齢は関係ないものの、現実的に定年まで働くのは難しいです。その理由はこの3つ。
- 体力、健康面で働き続けることが困難になる可能性
- 若いスタッフと働くことが苦痛になる
- 閉院してしまうことも
1つずつ解説します。
体力、健康面で働き続けることが困難になる可能性
歯科助手は1日中立っぱなしの仕事。
体力や健康面で仕事がしんどくなる可能性が十分考えられます。
一日中立ち仕事がしんどくなって退職された歯科助手の先輩が居ました。
体力面で心配な場合は、パートや時短勤務に変更できないか相談するか、別に求人を探してみるのもいいかも。
若いスタッフと働くことが苦痛になる
女性が多い職場がゆえ、40代50代になった頃、20代の若いスタッフと働くことが苦痛になって退職につながることも。
実際に、わたしが20代の頃に勤務していた歯科医院では、スタッフ4人中、3人が20代、1人が30代後半という年齢層でした。
30代先輩が20代スタッフにめっちゃ気を遣っていた…
歯科助手の仕事は、人間関係がとても重要。
職場での人間関係がうまくいかず、退職する人も多く居ます。
年齢差や生活環境がちがうと、話も合わず、仕事がしづらい原因につながりやすいんですよね。
閉院してしまうことも
個人クリニックで、院長(勤務する医師)が自分よりも年上の場合は、自分が定年になる前に閉院してしまう場合があります。
実際に私も、20代の頃に勤めていた歯科医院の院長は当時50代でした。私が定年する40年後、院長は90歳…?と自分の仕事の将来性に不安を覚えたことがあります。
院長が自分よりも年上の場合、閉院してしまう可能性も視野にいれて仕事探しをしたいですよね。
未経験で歯科助手を始めるなら30代が限界…?
年齢制限なし、資格不問で働ける歯科助手ですが、未経験で歯科助手の仕事を始めるのは30代が限界と感じます。
理由は3つ。
- 覚えることが多い
- 体力が必要
- 女性が多く、若いスタッフも多い職場で、人間関係を築くのが大変
20代であれば「若さ」でカバーできたり、融通が効く場面も多いです。しかし、社会人経験も豊富な30代ともなれば、周りの見る目も厳しくなってきます。仕事覚えが悪かったり、体力がついていかない状況や職場に馴染めない状況になると、周りの目は冷たくなりがち…
歯科助手は、30代後半〜40代から未経験で始めるにはハードルが高いとおもいます。
「まだ、これからの道を選び直すことができるかも」という期待と、「選んで失敗すると積み上げてきたものが消えてしまうのでは」という不安が入り交じる分岐点。
40代は、まさにこう。
ただ、地域や歯科医院の雰囲気、環境によって、なかには30代~40代&未経験でも働きやすい歯科医院がある可能性も。気になる方はまず見学や口コミの検索をして歯科医院のことを調べてみることをおすすめします。
【歯科助手が定年まで働ける環境】を考察!
では、歯科助手が定年まで働けるパターンはあるのか?
どんな条件や環境だと
元歯科助手の私が経験をもとに考察してみました。
自分が60歳になっても、医師が現役で働ける年齢である
院長(歯科医師)が年齢を理由に仕事を辞める可能性があります。
そのときに後継者がいなければ、閉院せざるを得ないです。
自分が60歳になったときも、歯科医院が現役で診療しているか想像してみましょう。
自分に雰囲気が合っていて、長く働けそうな環境である
歯科医院によって雰囲気や働く環境がちがいます。
たとえば、
- 地元密着型の親しみやすい歯科クリニック
- 法人が運営している大きい歯科医院
- ホワイトニング、インプラントをメインに診療している高級感ある歯科クリニック
- 駅前にある土日夜間も診療している歯科クリニック
- スタッフ数が3人ほどの小規模の歯科クリニック
上記はあくまで例えですが、年をとっても働ける環境かどうか、見極めは必要です。
歯科医院の雰囲気が自分に合っていて、働きやすい環境であれば長く働ける可能性が高いですよね。
しかしこれは実際に働いてみないとわからない部分。
私の経験ですが、
- 地域密着型の歯科クリニック
- 小規模の歯科クリニック
は、一度馴染んでしまえば、長く勤められる可能性が高いです。
歯科助手の仕事をすぐ辞める人が多い5つの理由でも書きましたが、歯科助手の退職理由に多いのが「人間関係」
他のスタッフや院長と良い関係を築くことができれば、その分長く勤めることができます。
「職場に馴染める=長く勤められる」これが歯科助手の仕事です。
歯科助手は年をとっても働ける? 正直、将来性は不透明…
歯科助手は【年齢不問】といっても、やはり若い方が優先的に採用されがちな職業。
歯科助手を年を取っていても採用されたり、働き続けられる人の条件は、
- 長く働ける職場環境
- 歯科助手のスキル、体力がある人
この2点が運良くそろった方だとかんじます。
また歯科助手は、給料アップもあまり期待できない環境…
将来性は【不透明】というところでしょうか。
なので私は副業と転職をしました。