歯科医院の受付って向いてない人ってどんな人?
元歯科助手としてトータル6年働いた私が、実際に見ておもった歯科医院の受付に向いてない人は、この5つのどれかが当てはまります!
- コミュニケーションが苦手
- 愛想がない
- 気が利かない
- 事務作業が苦手
- 電話応対が苦手
歯科医院の受付の仕事で必要なことと合わせて、まとめて紹介します。
歯科医院の受付に向いてない人の特徴
コミュニケーションが苦手
歯科助手は、患者さんやスタッフ同士のコミュニケーションがとても大事な仕事です。
ほぼ接客業と言っても過言ではありません。
元歯科助手が感じた【歯科助手に向いていない人】の特徴5選!対処法もあわせて解説!でも同様のことを書いてますが、
- 受付での患者さんとのやりとり
- 患者さんへ症状の聞き取り
- 医師からの指示を理解し対応または返答
- 治療をスムーズにする他のスタッフとの協力体制
この4点は、歯科医院の受付および歯科助手で働くうえで大切な業務。
歯科医院の受付は、診療室とは隔たれているように感じますよね。
でも、受付で得た情報はしっかり診療室へ共有されるし、逆に診療室で得た情報はしっかり受付に共有されています。
そうでもしないと、診療がスムーズに行えないんです。
それくらい、歯科医院の受付はとても大事な仕事。
そして、情報共有をするためには、
- 患者さんとのコミュニケーション
- スタッフ間のコミュニケーション
が必要不可欠なんです。
愛想がない
「歯科医院の受付に愛想なんて、接客業でもあるまいし」と思われるかもしれませんが、歯科医院の受付にとって愛想はとっても大事。
患者さんはただでさえ、歯科医院に不安な気持ちをもって来院します。
愛想が良いと、患者さんの気持ちが和らぎ、安心につながります。
考えてみてください。
歯が痛いとき、ぶっきらぼうに対応されたら、イライラしませんか?
「早く治療してよ!いつまで待たせるの!?」と歯科医院に対して不満を持つ可能性も。
診療をスムーズに行うためにも、歯科医院の受付の愛想は必要不可欠。
愛想がない人は、歯科医院の受付の仕事は難しいです。
だからといって、必要以上にニコニコする必要はありません。
ただ、口角は上げる意識だけで大丈夫
気が利かない
歯科医院の受付の仕事は一見、事務作業がメインのように見えますが、気が利く人が重宝される仕事。
- 患者さんの些細なしぐさや表情を読み取って、こちらから声がけ
→たとえば、診療後に体調が悪そうなら声がけする、初めて来院の方で戸惑っている場合の声がけなど
- いつも仕事をしているスタッフの考え方、医師の治療方針などを理解し、先読みして行動する
→患者さんからの治療の流れについての質問に答える、次の治療内容の説明など
などのスキルが求められます。
歯科医院の受付は、流れ作業をこなすだけの仕事ではありません。
気が利く歯科医院の受付さんは、患者さんからもスタッフ、医師からも頼られる存在になります。
事務作業が苦手、頭の回転が速くない
歯科医院の受付の主な仕事は、
- カルテ作り
- カルテ入力、確認(歯科医院による)
- 予約の管理
- お会計
- 月1のレセプト業務
この5つ。
細かい作業、流れ作業にもなるので、不器用な人ではチョット難しいかも。
お会計もお金を扱うので、間違えられないですよね。
予約の管理も、治療の流れを把握し頭の中でイメージして予約をとる必要があります。
長丁場の治療ばかりでは医師も疲れてしまいますよね。長丁場の治療の後は短時間の治療を入れるなど配慮を欲する医師も多くいます。
流れ作業は覚えればOK。ですが、そもそも細かい作業が苦手だったり、頭の回転があまり速くない人は、歯科医院の受付の業務は難しい可能性が高いです。
電話応対が苦手
歯科医院には多くの電話がかかってきます。
- 患者さんからの予約変更、新規の予約希望の電話
- 歯科資材屋さんからの電話
- 院長の知り合いからの電話
- 営業の電話
などなど。
電話応対は歯科医院の受付にとって必要不可欠な業務の一つ。
予約を変更したり、院長に取り繋いだり、営業の電話であれば空気を読んで断ったりと、臨機応変なスキルが必要とされます。
電話応対が苦手な人が増えていると聞きます。
子供の頃から電話でやりとりをすることが日常的にあったと思います。しかし、現代では多くの人が携帯電話を所有し、LINEやメールなど文字によるコミュニケーションがメインの通信手段となりました(※いまだに「携帯電話」と呼ぶのに、電話をあまりしなくなったのは不思議ですよね)。
その影響により、プライベートでも電話で会話することに慣れておらず、苦手だと感じる若年層が増加していると考えられます。
今やメールやLINE、オンラインでのやりとりが主流となっていますよね。
しかし、歯科医院の予約の変更などは未だに電話で行う場合がほとんど。
歯科医院の受付に限らず、歯科助手として働く上でも、電話応対のスキルは必要不可欠といえます。
歯科医院の受付は若い20代が有利!?
歯科医院の受付って【若い20代の女性】をイメージする方が多いようです。
たしかに、以前私が働いていた歯科医院の先生も「若い子のほうが嬉しいでしょ!」と偏った価値観で話してました(笑)
実際に、私は数件の歯科医院で働いてきましたが、歯科医院の受付は20〜30代半ばくらいの方が多かったです。
歯科医院の受付で【20代の女性】を採用している理由として考えられるのは、
- 歯科助手として就職し、受付の素質を認められ、長く勤めてくれそうな人
- 院長が若い子を受付に置いておきたいから
この2点かなとおもいました。
もちろん、30代でも経験値が高く、受付としての素質を認められれば、十分に受付業務を任される可能性はあります。
歯科医院は個人クリニックが多いがゆえ、院長の考え方で全てが決まるんですよね。
まとめ | 歯科医院の受付に向いていない人の特徴は?
- コミュニケーションが苦手
- 愛想がない
- 気が利かない
- 事務作業が苦手
- 電話応対が苦手
歯科医院の受付は、意外と細かい仕事が多く、マルチタスク作業(笑)
実際にやってみると頭をめっちゃ使う仕事です。
慣れることである程度はスムーズにこなすことができる反面、向き不向きがある仕事だとおもいます。